いくつかの選択枝の中から、長所(+)と短所(−)を挙げてみよう。
+ パッケージのサイズが小さい − groff のないシステムでは、利用できない
+ groff がなくても利用できる
− dvi ファイルや postscript ファイルを生成できない。
− 圧縮された man page を取り扱うシステムにとっては、ディスク
スペースの無駄
+ grof がなくても利用できる
− dvi ファイルや postscript ファイルを生成できない。
− 配布する圧縮フォーマットには何を使うかが問題。 .Z か、.z か、.gz
か、それともこれらのすべてか?
+ grof がなくても利用できる
− 配布パッケージのサイズが大きくなる
− いくつかのシステムでは、フォーマットされた man page は、圧
縮されていることを前提としている。
− groff のために準備される余分な情報
私の見解を言わせてもらえるのなら、ソースのみの配布が最上の方法である。 Groff のないシステムで利用で来ないという問題は重要でない。500以上ある Linux ドキュメンテーションプロジェクトでの man page は、ソースのみの配 布である。XFree86 の man page はソースのみの配布である。FSF からの man page もソースのみである。実際、私は、フォーマットされた man page がソ フトウェアと一緒に配布されたのをみたことがない。システム管理者が、本当 に man page を利用可能にしようとしているのなら、groff もまた、インストー ルされているだろう。